ドラマ「いちばんすきな花」の第4話(11月2日放送)は、夜々(今田美桜)の母・沙夜子が突如アパートに現れ、夜々は戸惑いを隠せません。
そんな中、母・沙夜子の束縛から開放してくれるかのように、ゆくえ(多部未華子)から連絡が入り・・・。
夜々と母の登場により、夜々の生い立ちと、夜々の人格を形成した大事なエピソードが明かされます。
それではさっそく「いちばんすきな花」第4話のあらすじネタバレ感想、考察をまとめました。
「いちばんすきな花」の前回までのあらすじ
学習塾『おのでら塾』で講師をする潮ゆくえ(多部未華子)は幼い頃から二人組を作ることが苦手だったと感じている34歳。椿(松下洸平)は恋人の純恋(臼田あさみ)と新居に引っ越したものの“彼女の男友達”と関係をもったことで結婚の話が白紙に。夜々(今田美桜)は美容師の友達から友達以上の関係を迫られ困惑。コンビニでバイトしながら絵の勉強をしている紅葉はとある住宅を訪ねると、家から出てきたのは椿。紅葉が訪ねた人はすでに引っ越していた。そこに、ゆくえと夜々も訪れ、年齢も性別も過ごしてきた環境も異なる4人の男女が顔を合わせ、異なる環境で年齢や性別も異なる4人の男女が出会う。
「いちばんすきな花」第4話のあらすじ
深雪夜々(今田美桜)のアパートに母の沙夜子がやって来た。突然訪れた母に何か用事があったのか問いかける夜々だったが、沙夜子は「夜々に会いにくるって用事」とだけ答える。さらに着ているTシャツを見た沙夜子から「もっとかわいいの着なよ!」と言われた夜々は…。
春木椿(松下洸平)は駅へと向かう途中、ゴミ置き場の瓶に花が生けてあるのに気づく。それは、椿が小岩井純恋(臼田あさ美)に渡したものだった。花に手を合わせて去ろうとすると、近所の住人に呼び止められ、今日は燃えるゴミの日ではないと注意された椿は、仕方なく職場へ持って行くことに。
イラストの装丁の打ち合わせのため出版社を訪れていた佐藤紅葉(神尾楓珠)。編集者との打ち合わせを終えてエレベーターに乗ろうとすると、そこには椿の姿が。実は紅葉が訪れていたのは椿が勤める出版社で…。
その頃、美容院で休憩をしていた夜々のスマホには沙夜子から「お夕飯なにがいい?」と連絡が。予定はなかったものの“友達と約束している”と夜々が返すと、沙夜子は誰だと詮索してくる。すると、困っている夜々に、潮ゆくえ(多部未華子)から「今夜ヒマだったりする…?」と連絡が入り…。
引用:https://www.fujitv.co.jp/ichibansukina_hana/story/story04.html
「いちばんすきな花」第4話ネタバレ

夜々(今田美桜)は、3人の兄を持ち、4番目の子供として生まれました。
兄たちに混ざり遊びたかった時も母親に「夜々はお人形さんで遊びましょ」と言われ、大切に大切に“女の子として”育てられてきました。
そして、高校でも可愛い女の子として文化祭の稼ぎ頭として役を与えられ、今の勤め先の美容室でも看板マスコットとしてホームページへと掲載されていました。
そんな夜々の家にやってきた母親は、相変わらず夜々に4人のグループLINEに対して女の子であるかや、夜々の着ている服に対してもう少し可愛いの着なさいよなど夜々を“女の子”として接していました。
ある日、紅葉(神尾楓珠)はイラストを持って出版社を訪れていました。
そこでたまたま会ったのは同じビルに勤める椿(松下洸平)でした。
2人はスーパーを訪れ、椿家へ向かいました。
ゆくえも参加し、3人で夜々を待ちつつ楽しんでいました。
その頃、夜々は美容室まで迎えに来た母と夕食をとっていました。
3人の楽しそうな姿をLINEで見ながら笑う夜々に対して、母はお行儀が悪いのは最近出会った友達のせいだと言いました。
耐えきれなくなった夜々は3人の元へ向かうのです。
そして、椿の家に着いた夜々はゆくえに今まで女の子として生きてきた辛さや母のことを話し始めました。
ゆくえは夜々の話を聞いて、今晩は夜々を家に泊めてあげるのでした。
2人を家に二人きりにしてあげた椿と紅葉は2人で飲みに行きました。
紅葉は今日初めてドタキャンしたことを話し、自分の影のあだ名についても話しました。
夜々が翌朝家に帰るとそこに母の姿はなく、片付いた部屋だけがありました。
夜々は母に電話をし、今までの思いを伝えました。そしてそんな夜々の美容室に椿も訪れてきて、楽しく話すのでした。

「いちばんすきな花」第4話の感想

夜々の母はただただ夜々が可愛くて、女の子が欲しくてその女の子が生まれてきてくれて、
自分がしてもらえなかった女の子としての育て方をしていたのは分かりますが、見ているだけでもストレスになるくらいの“女の子扱い“でした。
夜々がぐれずにここまで育ったことが奇跡だと思えるくらいでした。
愛していないというわけでもなく、大事に大事に育てられることがこんなにも窮屈に思えることがあるのだなと思いました。
高校でもただただ可愛い夜々をお金としてしか見ていないようで芸能人でもないのだから、その扱いはないなと思いました。
確かに夜々も美桜ちゃんも可愛いので理由は分かるのですが、ひどすぎます。
夜々が女の子して生きてきてつらかったことがひしひしと伝わってきた一方で、
ゆくえがご飯に誘って2人で会ううちに、どんなに心地の良くなってきている4人の中でも女性のゆくえが一番頼れて、ゆくえにしかまだ深い話は出来なくて、
という男の人に対して線を引いてしまうのも夜々もまた、男女の線を引いてしまっているのだなと思いました。
でも、そんな中で、最後に椿が夜々の美容室に来て楽しそうに話す姿を見て、段々と心を開きつつあるのだなと思いました。
ゆくえや夜々の衣装