ドラマ「不適切にもほどがある」の第5話は、渚の父によって、市郎と純子の未来が明らかになります。
「ふてほど」で涙を流すとは・・・と思うラストになっていました。
それでは、「不適切にもほどがある」第5話のネタバレと感想をまとめました。
「不適切にもほどがある」の第5話ネタバレ
「父親に会ってほしい」と渚(仲 里依紗)に連れられた市郎(阿部 サダヲ)は、ホテルのラウンジで犬島ゆずる(令和では古田 新太)と対面します。
なぜか市郎のことを「おとうさん」と呼ぶゆずるに対し、「おとうさんはそっちだ」と声を荒らげる市郎でした。
そのやり取りを見ていた渚は、市郎にある写真を見せます。
母親と女の子の2ショット写真で、写っている母親の顔は純子、女の子は幼い渚です。
渚が自分の孫で、ゆずるが義理の息子だと分かった市郎でした。
高校2年までの純子しか知らない市郎がゆずるから純子との出会いを聞き出そうとします。
大学に現役合格後、女子大生ブームもあって、モデル事務所にスカウトされた純子は、仕事の打ち上げで出かけたディスコで黒服の犬島ゆずる(昭和では錦戸 亮)と知り合うのです。
大学4年、結婚を認めてもらうために市郎のところに挨拶に来ます。
当然ながら市郎は認めません。
ところがおなかには赤ちゃん(渚)がいて、ふたりは許されないままゆずるの地元、神戸の実家の仕立て屋『テーラー犬島』を継ぐのでした。
渚も生まれ仕事もようやく一人前になり市郎に初めての背広を仕立てようと神戸に来てもらうことになります。
ところが、採寸するのに時間がかかり終電に乗れませんでした。
仕方なく朝まで営業している居酒屋で市郎、純子、ゆずるは時間をつぶすことになりました。
純子は市郎を駅まで送ってくると店の前でゆずると別れます。
1995年1月17日の早朝のことでした。
ある土曜日ゆずるから“背広仕立てます”というハガキが届きます。
市郎は調布に移った『テーラーINUSHIMA』に出向くのでした。
背広を仕立てるため採寸をしながら、阪神淡路大震災が起こったため、ふたりの姿を見たのはあの時が最期になったとゆずるに聞かされるのです。
そしてゆずるが神戸から持ってきていた29年超しの背広に市郎は袖を通すのでした。
初回から爆笑に次ぐ爆笑を誘い、懐かしい小ネタを散りばめる“ふてほど”です。
今回もキヨシ(坂元 愛登)のクラスの不登校の生徒に話しかける方法や、八嶋 智人がこっそりケン玉の練習をしているエピソードなど、サブタイトルに引っ掛けた話が差し込まれているのですが全部吹っ飛んでしまいました。
まさかとも言える号泣展開です。
阪神淡路大震災で純子が亡くなっていることは、渚の告白で分かっていましたが、市郎も一緒に亡くなっていたとは思いも寄りませんでした。
衝撃的な事実を知った市郎でしたが生きている限り一通りあるあれこれに複雑な心情を乗せて演じた阿部 サダヲの演技にさらに泣かされました。
昭和を生きる市郎の9年後、純子と自身に待ち受ける運命をはっきりと知った市郎ですが、それでも昭和に戻るのでしょうか。